2009.03.24 Tuesday
記憶にはもう一つ特徴があります。それは、いやな気持をもたらした
原因や事実は無意識の領域に封じ込めて、表面的には忘れることが
できたとしても、その時に感じた、いやな気分だけが、感情の記憶と
して残ってしまうということです。
言い方を変えると、いやな感情をもたらした原因となる事実と、その
ことによってもたらされた感情が、別々に記憶されるということです。
そして感情の記憶は、身の回りのささいな刺激でよみがえってきます。
多くの場合、その刺激が楽しいことがあれば、楽しい気分を思い出し、
いやなことであれば、いやな気持ちが思い起こされてしまうのです。
しかし、ストレスになるような刺激であれば、それが何であれ、刺激と
なりうるのです。例えば温度の変化、音の変化、光の変化などの物理
化学的刺激でも、感情の記憶を呼び覚ます刺激にはなるのです。
今ある自分は、過去にどのような生き方をしてきたのか、どのような
考え方をしてきたのか、それによって決まってきます。過去に辛い
生き方、自分を否定するような考え方で生きてきた人は、現在は決して
幸せを感じることはできないでしょう。
しかし、いやなことがあっても、あまりそのことにこだわらないで、
「ま、いいか。」とサラッと受け流して、楽しい気分になるよう、
考え方を変えることのできた人は、幸せな気持ちを感じていられる
のではないでしょうか。
つまり、自らが意識して楽しい気持ちになるように気持ちを切り替え、
いやな気分に襲われても、楽しいことを思い出したり、楽しい気持ち
を感じるように、こころを切り替えていくことで、いつも楽しい気分
でいられるように訓練しながら、そのことを意識して繰り返すことに
よって、楽しい気持ちだけがこころの中に植えつけられ、記憶されて
いくのです。
こういう考え方は、なかなか受け入れがたいものかもしれません。
わたしたちの脳は良いことも悪いことも区別せず、頭に浮かんだこと
は、すべて意識しないでも記憶にとどめているのです。
ですから、いま辛いと思っている人は、自分で意識しないで、辛い
感情を繰り返し学習してきたことになるのです。
だとするなら、幸せな気持ち、楽しい感情をいつもこころに思い
浮かべることを選択し、それを意識して繰り返していると、楽しい
気持ちがこころに定着して、いつも幸せを感じていることができる
ようになるのではないでしょうか。
そしていやな気持、不快な感情がこころに浮かんだら、意識して楽しい
気持ちに切り換える練習をしていけば、いつもハッピーな気分で過ごせ
るようになるのです。
「そんなことできっこない。それはそうかもしれないけど、そんなこと
は自分にはできないよ。」という人がいたら、そのとおり、できないと
いうことをこころが学習して、できないまま、これからも今までどおり
の生き方を繰り返すことになります。
不快な感情がこころに浮かんだときは、周りのすべてが不愉快で、嫌で、
辛く、情けない気持ちになります。こんなつらいときに気持ちを切り
替えて、楽しいことを思ったり、想像したりすることはできるのでしょう
か。どうすれば気持ちを切り替えることができるのでしょうか。
まずは、いま、自分はどんなこころの状態にいるのか、それを自分自身
が気がつかなければなりません。つまり気持ちを切り替えるためには、
切り換える対象となるものをはっきりと認識しなくてはならないのです。
そして認識したら、ぐずぐずしないでつぎの行動に移ります。
あなたのこころにいま、不快な気持がこころに浮かんでいれば、それを
打ち消そうと努力するのではなく、気持ちを切り替えるために、他の
ことに注意を向ける練習をします。こころに浮かんだ不快な場面を、
ほかの場面に転換するのです。
たとえば、ちょっとお使いに行く、部屋の片づけやお掃除を始める、
好きな本を声を出して読む、誰かに電話をかけるなど、気持ちが他に
転換するようにこころがけて、不快な気持でいる時間をなるべく少なく
していきます。
不快なまま時間を過ごすと、不快な感情がこころにとどまって、記憶
されてしまい、つらい感情が起きやすいこころの状態を作ってしまう
からです。
そして、できれば過去に楽しかったことや、うれしかったことを思い
出すように心がけて、それらの楽しい気持ちがなるべく長く保てるよう
に意識して繰り返します。
人には記憶する能力と忘却する能力があります。快適で楽しい感情は、
繰り返し体験することによって記憶にとどめ、いつでもそれを思い出
させるようにします。
そして、不快で思い出したくない感情は、なるべく意識の上に登らせ
ないようにします。
「去る者日々に疎し」という言葉があります。とても親しくしていた人
でも、転勤や引っ越しなどで、お付き合いすることが無くなってくると、
その人に対して持っていた気持ちも、だんだんと薄らいでしまい、
いつのまにか忘れ去ってしまいます。
嫌な気持ちや、辛い気持もこころに思い出さなければ、消えてしまう
のです。嫌なことや辛いことを経験したという事実は記憶に残って
いても、その時に味わった嫌な感情はなくなっているのです。
原因や事実は無意識の領域に封じ込めて、表面的には忘れることが
できたとしても、その時に感じた、いやな気分だけが、感情の記憶と
して残ってしまうということです。
言い方を変えると、いやな感情をもたらした原因となる事実と、その
ことによってもたらされた感情が、別々に記憶されるということです。
そして感情の記憶は、身の回りのささいな刺激でよみがえってきます。
多くの場合、その刺激が楽しいことがあれば、楽しい気分を思い出し、
いやなことであれば、いやな気持ちが思い起こされてしまうのです。
しかし、ストレスになるような刺激であれば、それが何であれ、刺激と
なりうるのです。例えば温度の変化、音の変化、光の変化などの物理
化学的刺激でも、感情の記憶を呼び覚ます刺激にはなるのです。
今ある自分は、過去にどのような生き方をしてきたのか、どのような
考え方をしてきたのか、それによって決まってきます。過去に辛い
生き方、自分を否定するような考え方で生きてきた人は、現在は決して
幸せを感じることはできないでしょう。
しかし、いやなことがあっても、あまりそのことにこだわらないで、
「ま、いいか。」とサラッと受け流して、楽しい気分になるよう、
考え方を変えることのできた人は、幸せな気持ちを感じていられる
のではないでしょうか。
つまり、自らが意識して楽しい気持ちになるように気持ちを切り替え、
いやな気分に襲われても、楽しいことを思い出したり、楽しい気持ち
を感じるように、こころを切り替えていくことで、いつも楽しい気分
でいられるように訓練しながら、そのことを意識して繰り返すことに
よって、楽しい気持ちだけがこころの中に植えつけられ、記憶されて
いくのです。
こういう考え方は、なかなか受け入れがたいものかもしれません。
わたしたちの脳は良いことも悪いことも区別せず、頭に浮かんだこと
は、すべて意識しないでも記憶にとどめているのです。
ですから、いま辛いと思っている人は、自分で意識しないで、辛い
感情を繰り返し学習してきたことになるのです。
だとするなら、幸せな気持ち、楽しい感情をいつもこころに思い
浮かべることを選択し、それを意識して繰り返していると、楽しい
気持ちがこころに定着して、いつも幸せを感じていることができる
ようになるのではないでしょうか。
そしていやな気持、不快な感情がこころに浮かんだら、意識して楽しい
気持ちに切り換える練習をしていけば、いつもハッピーな気分で過ごせ
るようになるのです。
「そんなことできっこない。それはそうかもしれないけど、そんなこと
は自分にはできないよ。」という人がいたら、そのとおり、できないと
いうことをこころが学習して、できないまま、これからも今までどおり
の生き方を繰り返すことになります。
不快な感情がこころに浮かんだときは、周りのすべてが不愉快で、嫌で、
辛く、情けない気持ちになります。こんなつらいときに気持ちを切り
替えて、楽しいことを思ったり、想像したりすることはできるのでしょう
か。どうすれば気持ちを切り替えることができるのでしょうか。
まずは、いま、自分はどんなこころの状態にいるのか、それを自分自身
が気がつかなければなりません。つまり気持ちを切り替えるためには、
切り換える対象となるものをはっきりと認識しなくてはならないのです。
そして認識したら、ぐずぐずしないでつぎの行動に移ります。
あなたのこころにいま、不快な気持がこころに浮かんでいれば、それを
打ち消そうと努力するのではなく、気持ちを切り替えるために、他の
ことに注意を向ける練習をします。こころに浮かんだ不快な場面を、
ほかの場面に転換するのです。
たとえば、ちょっとお使いに行く、部屋の片づけやお掃除を始める、
好きな本を声を出して読む、誰かに電話をかけるなど、気持ちが他に
転換するようにこころがけて、不快な気持でいる時間をなるべく少なく
していきます。
不快なまま時間を過ごすと、不快な感情がこころにとどまって、記憶
されてしまい、つらい感情が起きやすいこころの状態を作ってしまう
からです。
そして、できれば過去に楽しかったことや、うれしかったことを思い
出すように心がけて、それらの楽しい気持ちがなるべく長く保てるよう
に意識して繰り返します。
人には記憶する能力と忘却する能力があります。快適で楽しい感情は、
繰り返し体験することによって記憶にとどめ、いつでもそれを思い出
させるようにします。
そして、不快で思い出したくない感情は、なるべく意識の上に登らせ
ないようにします。
「去る者日々に疎し」という言葉があります。とても親しくしていた人
でも、転勤や引っ越しなどで、お付き合いすることが無くなってくると、
その人に対して持っていた気持ちも、だんだんと薄らいでしまい、
いつのまにか忘れ去ってしまいます。
嫌な気持ちや、辛い気持もこころに思い出さなければ、消えてしまう
のです。嫌なことや辛いことを経験したという事実は記憶に残って
いても、その時に味わった嫌な感情はなくなっているのです。
ハートふるメッセージ | 20:06 | - | -